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 紫外線の影響と対策

乳幼児の紫外線対策が必要な理由

紫外線のダメージというのは確実に蓄積され、将来シワやシミ、免疫力の低下などの形で表れます。また、幼い頃に浴びた紫外線量が多いほど成人後の皮膚ガンや白内障発症の確率が上がるということもわかっています。

乳幼児は皮膚が薄くバリア機能が不十分なので、大人が思っている以上にダメージを受けやすいです。ダメージを受けやすい時期であること、また外遊び等で紫外線を浴びる機会が多いことから、乳幼児期に紫外線対策をすることが将来のリスクの軽減につながります。

ただし、紫外線にはよい面もあり、10分程度であれば浴びることも必要です。紫外線を浴びると皮膚の殺菌作用があったり、ビタミンDがつくられることで骨の形成に役立ったりします。

紫外線から体が受ける影響

紫外線の悪影響を詳しく説明します。

<急性障害>

■日焼け

真夏に紫外線を20分浴びると数時間後から皮膚が赤く反応が表れます。

■紫外線角膜炎

角膜で吸収された紫外線により、急性炎症を起こします。

■免疫低下

皮膚にある免疫に関する細胞が働かなくなり、免疫低下になります。その結果熱が出たり、口唇ヘルペスになることがあります。

<慢性障害>

■シワ

活性酸素がつくられ、肌の老化が促進されてしまいます。

■シミ

メラニン色素を濃くしてシミになります。小さい頃は紫外線を浴びた数ヵ月後には元の皮膚に戻りますが、実は皮膚の細胞の遺伝子に傷がついており、何度も日焼けすることで遺伝子についた傷の修復が間に合わなくなりシミができる要因になります。

■皮膚ガン

子どもの頃浴びた紫外線が多ければ多いほど皮膚ガンになる確率は上がり、かかる年齢も若くなります。

紫外線対策のポイント

子どもは外遊びが大好きです。全く日光を浴びないということは不可能ですし、前に書いた通り紫外線にはよい面もあるので、上手に付き合っていくことが大切です。

●日焼け止めを使う

赤ちゃん用など刺激の少ないものを選びます。普段の散歩などに使うのであればSPF10~20、PA+1程度のものが肌への負担が少ないです。お湯や石鹸のみで落とせるものがよいでしょう。紫外線吸収剤が含まれているものは刺激になって炎症が起こることもあるので避けたほうが無難です。使う前に二の腕や太ももでパッチテストをし、こまめに塗り直します。

●帽子をかぶる

つばが広いものがよいです。赤ちゃんであれば髪の毛が薄い子もいるので、帽子は必要です。

●UVカットの長袖パーカーをはおる

肌の露出は少ないほうがよいです。風通しのよい長袖を着るようにします。

●車やベビーカーにも対策を

案外移動中というのも紫外線を浴びる時間があります。車であればUVカットフィルムやカーテンを使い、ベビーカーは日よけを利用し、ガーゼ素材などのブランケットもあるとよいです。

●紫外線の多い10~14時の外出は避ける

12時をピークにその前後2時間紫外線は強いです。できればこの時間は出かけず家で過ごすようにします。

参考

赤ちゃんからの紫外線対策 - 生後3か月までは特に注意! - 育児情報誌miku(ミク)

乳幼児期の紫外線対策~皮膚のアンチエイジングは乳幼児期から~|皮ふ・スキンケア(子どもの病気)の教えて!ドクター

2017/06/13 更新

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